【実例】士業のWeb集客担当の私が、問い合わせ数を劇的に増やした秘策

Webマーケティング

「ホームページを作ったけれど、どう使えばいいのかわからない」

「Webからの集客を考えたいけど、何から始めればいいのかわからない」

士業の先生方でこのような悩みを抱えている方は、一人や二人ではないはずです。
実際に、多くの事務所様がWebからの集客をどう増やしていいのかわからず、結局手をつけられずにいる現状が多くあると感じています。

そこで、士業事務所のWeb集客担当として働いていた私が実践した、問い合わせ数増加につながった秘策を紹介します。

実際に問い合わせ数を増やした事例をご覧になることで、ご自身の事務所における戦略も立てやすくなると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事は、私が前職の士業事務所のWeb担当者として経験した実話をもとに構成しています。守秘義務のため、詳細な情報や数字は一部ぼやかしていますが、Web集客の本質を学んでいただける内容です。

士業で問い合わせを増やすWeb集客の秘策は「特化」すること

結論から申し上げると、士業で問い合わせ数を増やすためには「特化」することが大切です。

お客様は士業が何をできるのか知らない

なぜ「特化」することが大切なのか、それは「お客様は士業が何をできるのか知らない」からです。

例えば、「弁護士は裁判の代理人になれる」とか「税理士は税金のスペシャリスト」とか、なんとなくイメージできている方はいるかもしれません。

しかし、離婚条件について夫婦で合意したから離婚協議書を作成したい」「不動産購入時に契約したローンを完済したから抵当権を抹消したい」など、具体的に依頼したいと考えたときに、どの専門家に依頼すればいいのか分からない方がほとんどでしょう。

そこで、「当事務所では〇〇に対応しています」「〇〇の専門家です」と明確に打ち出すことができれば、具体的な依頼のために検索したお客様から見つけてもらいやすくなります。結果としてアクセス数が増えれば、問い合わせに繋がる可能性が高まるでしょう。

ホームページを作るだけでは足りない

「いや、自分はホームページを作って、対応可能な業務内容を提示しているよ」と思われる方もいるでしょう。

しかし、結論から言えば、ホームページを作るだけでは不十分です。

ホームページには対応できる業務を全て書きますが、それはどの事務所もやっていることなので、「〇〇の専門家」と言えるほど特化した内容になっていない場合がほとんどでしょう。

事例1:業種特化型専門サイトを新規開設したら問い合わせ数が激増した話

私が実践した具体例の1つ目として挙げられるのが、業種特化型専門サイトの新規開設です。

私が所属していた事務所では、私が勤務する前から「専門サイト」の構築に力を入れていました。ホームページとは別に、業種ごとに集客用の専門サイトを用意し、「〇〇(業種)と言えば、⬜︎⬜︎事務所」と言えるような状態を目指すことを目的としていました。

取り扱いメニューと問い合わせフォームを用意するだけ

専門サイトと聞くと、「業種にまつわるいろんな知識を解説する記事を作らなきゃいけないのか」と尻込みしてしまう方もいるかもしれません。

しかし、私がやったのは、取り扱いメニューと問い合わせフォームを用意するだけでした。

その士業が取り扱う内容としてはニッチなものでした(弁護士=訴訟、司法書士=登記、行政書士=許認可のようなメインの業務ではない)が、「そのニッチな内容の業務を取り扱っています」「お問い合わせはこちらからお願いします」と書いただけで、ほとんど問い合わせが来なかったものが毎月のように問い合わせが来るようになり、2日連続で問い合わせが発生した日もありました

正直、専門サイトを作った時は「これからコラム記事を充実させて問い合わせ数を増やすぞ!」と思っていましたが、そんなことしなくても問い合わせが来たのは、私としても嬉しい誤算でした。

どんな業種でもこの手法が通用するとは思いません。ニッチな内容だから実現できたことかもしれません。ですが、専門サイトを用意するのはそこまで手間暇がかかるものではないため、ぜひ専門サイトを用意してみていただきたいなと思います。

事例2:外国語のページを作ったら問い合わせが激増した話

私が実践した具体例の2つ目として挙げられるのが、外国語のページを新設したことです。

それまでは、特に考えもなく日本語のページのみのホームページを作成してきました。しかし、少しずつ外国人のお客様が増えていくにつれ、外国語も取り扱えることをアピールしなければいけないんだろうと考えるに至りました。

そこで取り入れたのが、外国語で業務内容を解説するページを新設したことです。先ほどの例とは異なり、新たにホームページを作成したわけではありません。既存のページに外国語のページを作成し、外国人の方が検索したときにヒットすることを狙いました。外国語でのページを作成したことで、「日本に関係があるけれど、外国語に対応してくれる士業を探している」という方のニーズを満たせたため、問い合わせが増えたのだと考えています。

同時に、日本語のページにも、外国語での対応ができる旨を記載したことで、外国の方とコネクションのある日本人の方の目にも留まるようになり、新たな流入経路を確保しました。

この点も外国語を必要とする案件が激増した大きな理由でしょう。

まとめ

ご紹介した2つの事例を通して言えることは、士業で問い合わせを増やすためには「特化」が必要だ、ということです。

ただ、一言で「特化」と言っても、業種を絞る形もあれば、言語を絞る形もあります。他にも、さまざまな切り口が考えられるため、事務所の特徴・武器を整理し、どんな「特化」の形が考えられるのかを検討してみてください。

士業の先生方は、ホームページを作っただけで終わらせているケースが非常に多く、ただただもったいなく感じています。少し手間暇がかかるものではありますが、ホームページを作成した後は、さまざまな切り口で「特化」させるページを作っていき、育てていくイメージを持つことがおすすめです。

ぜひ、今日から小さな「特化」を意識して、ホームページ運用と向き合ってみてください。

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